働き方改革は果たして正義なのか??
皆さん、こんにちは。
早速ですが私から質問があります。
「働き方改革について良くも悪くも実感出来ていますか?」
私が勤めている会社は一応上場企業なので、元々それなりに働き方にはブラックすぎるところは少ないと思っています。
しかし、去年の春から流行し始めたコロナウイルスによってコロナ前の一昨年と比べて売り上げが4~5割まで落ち込んでしまっています。
私が属する大阪営業所は、本社をはじめとするほかの営業所に比べて得意先の色が濃く、正直今まで客の言いなりになっている部分も少なくありません。
しなくていい仕事、売り上げのための行き過ぎた忖度など。
他の営業所から転勤してきたベテラン営業マンでさえ面食らっているほどです。
「これは、普通じゃないよ」と。
もちろん入社2年目の私も例外ではありません。
すでに4月から毎日の仕事の量に圧倒されているうえに、すべてが初めての経験なので感じるストレスも半端ないです。
それだけならなんとか我慢しながらのたうち回ればどうにかなりそうですが、今期の売り上げ低迷が顕著に出始め、各営業マンに対する上からの圧が強くなってきていました。
いろんな施策を打ち出すのはいいものの、毎日・毎週・毎月把握しきれない量の提出物を提出期限までに提出しなければなりません。
かといって、提出物を準備する時間もなければ余裕もありません。
一昨日、昨日、当日と、日に日にたまっていく仕事の量は増えていくのに処理しきれていないのです。
出張スケジュールはパンパンに組まされながら、日中に入る大量の問い合わせにもすぐに対応していかなければなりません。
そんな中、私の所属する営業1課で遂に1人の脱落者が出てしまいました。
新人ではありません。
20年働いてきたベテランの方でした。
20年間別営業所で働いてきた超ベテランで、今年大阪に転勤されてきた方でした。
たった3ヶ月で鬱の診断が出され、1か月休業後、本人の意向で大阪営業所から外れることになりました。
そしてその方が抜けた穴を埋めるのは残った課員になるわけで、今でさえ溢れている仕事が1.5倍に膨れ上がるのでした。
4月、5月、6月...となんとか頑張ってこれているのはいいものの、週末になると1日だけ高熱が良く出るのです。風邪でもなんでもなく、おそらく知恵熱だと思っています。
あれしようこれしよう。あれしなきゃこれしなきゃ。あれやりなさいこれやりなさい。
1週間の仕事が終わり、緊張がほどけた瞬間高熱が出てしまうのです。
重なるサビ残。もちろん周りの人間も気づいていますし、知っています。
上長からも指摘されます。「定時で帰りなさい」と。
それは、無理です。無理なのです。
例え定時で帰ったとて、山積みになる仕事を処理するのは誰でしょう。私自身です。
では、残業つけたらいいではないか?
予算を超えてしまうためそれはOUTなのだと。
何のために働くのか。
何のための働き方改革なのか。
表上の数字は全く信用に値しないことを私は痛感しています。
そして本日ついに課長代理が動き出しました。
”このままでは課員の誰かが壊れてしまう”と。
「売り上げに直結させるためには今何をすべきか、これからどうしていくべきか。
常に考え続けなさい。それが最終的にはあなたの給料に、ボーナスに繋がるのだから。」
正直今の私には何も響きませんし、もうそんなことはどうでもいいとさえ思ってしまっています。この仕事に対するモチベーションも低いです。だから業界を変えた転職のための勉強を辛いながらも続けています。
出世欲がないと気付いた時、忙しすぎる仕事にうんざりしてしまった時、
気持ちが「プツン」と切れました。
確かに周りの人の温かさや・人間関係はかなり良い会社です。
それが尚更、転職活動に罪の意識を植え付けてしまうのです。
「働き方改革」とは一体誰に向けたものなのでしょうか?
本当の”意味”を私は知りたい。
では、また👋