不便になって気づく「新しい時間」
「皆さんは不便なことについてどう思いますか?」
なるべくなら不便をなくして、より過ごしやすく、より快適さを求めて努力していると思います。
何かを買って生活が快適になるのなら人はそのために懸命に働きます。
新しい発想で発展できるのなら人はそのために考え続けます。
今までも不便なものがあるから人間は努力を重ねて便利にしてきましたし、これからもそれが続いていくのだと思います。
私は2019年6月7日に交通事故に遭いました。
私はいつも通りの時間に原付で大学に向かっていたところ、横から飛び出してきた軽自動車に追突されて意識を失いました。
幸い骨折もなく、主に顔の損傷だけで済みましたが2019年10月12日の現在もまだ治療は続いています。
そんな交通事故に遭い、いつも通学に使っていた原付も全損となりました。
私の大学は、最寄駅は無人駅でスーパーは近くになく、コンビニが1つだけ...
まさにTHE・田舎って感じの場所にあるので大学生ながら車を持つ人はかなりいます。
私の仲の良い9人のグループのうち7人は車持ちですし笑笑
そしてそんな大学から家までは原付なら20分、電車なら2駅と徒歩15分の距離にあります。
電車だと1時間に1本なので1つ遅れると遅刻してしまします。
今までは原付に乗って大学まで通っていた分通学に関してはとても不便になりました。
もちろんアルバイトへ行く時も原付なら10分で着くところを、電車と徒歩で30分はかかってしまいます。
そんな不便な生活になってもやらなければいけないことはたくさんあるわけで、時間管理に関してはシビアになりました。毎日決まった時間に起きて、決まった時間の電車に乗ります。決まった時間にしか電車は乗れないので、研究室での実験次第では電車の時間に合わない時があります。
そうすると無人の駅で1時間くらい待つこともよくあります。
そんな時間がもったいないと感じ始めていた時に本を読もうと思うようになりました。
今まであまり本は読んでこなかったし、有名な作家さんの本も知りません。
唯一、就活の時に自己啓発本を何冊か読んでいた程度です。
早速書店に行って、面白そうなタイトルやイラストだけを見て5冊ほど本を買いました。
以外なことに本を読むことにはまってしまい自分としては良い選択をしたなと感じている次第です。
無人駅でまだ暑い夕暮れの中、蚊に食われながらただただゆったりとした時間を本を読みながら過ごしています。
ただ今では私はこの時時間が好きです。
日々研究に追われる忙しい時間を過ごしていることから離れ、自分だけどこか別の空間に引っ越した様に感じることができるからです。
本を読んでいる瞬間は暑さも時間の流れも忘れて、物語の中へ入り込んでいけます。
「自分だけの時間」
これが私にとって、不便になって気づくことができた「新しい時間」でした。
では、また👋