セミの鳴く夏が来た
研究室に通う毎日の呪縛から逃れて私は人生最後の夏休みに突入しました。
7/25〜9/1までの約1ヶ月間です。
8月の間はアルバイトは入れていません。
やりたいことをやって寝たいだけ寝る生活を重ねた1ヶ月間を過ごすことにしました。
心が荒まないように癒していく期間を設けました。
昨日は久しぶりに友人グループと飲み会を開きました。
なかなか話ができなかったため、就活のことや研究室のことなど様々な話題で終始盛り上がりました。
楽しい時間を共有できる友達がいると日常生活にも活気が出てきます。
終電の時間まで飲んだ後は友人の家で二次会が始まりました。
アルバイトのために参加できなかったメンバーも数人追加で宅飲みをしました。
負けると飲むルールでこれまた盛り上がりました。
今も仲良くしているメンバーは、大学の入学式当日とその次に日にすぐに仲良くなったメンバー9人です。
2年生の時までは鍋パ、バーベキュー、旅行...なんでもしていました。
海が目の前にあるので素潜りでの魚のモリ突き、ガザミやワカメを獲っては味噌汁作ったり、ピザ生地も1から作ってピザを焼いたり...
たくさんの時間を過ごしていました。
しかし3年になってからは専門授業やそれぞれの学科での実習・実験が忙しくあまり顔をあわせることがなくなりました。
2ヶ月か3ヶ月に一回の飲み会がやっとくらいでした。
それもあってかみんなで集まるときは毎度盛り上がり、毎度笑わせ、笑わされます。
こんな時間の過ごし方も今しかできないのかなと考えると少し時間が経つのが寂しく感じてしまいます。
そんなこんなで飲みながらゲームをしているとカーテンの隙間からは朝日がのぞいていました。
結局朝の6時まで盛り上がっていました。
友達の家から私の家までは電車で2駅+徒歩で15分です。
雲1つない青空、サンサンとした太陽、たまに吹く心地の良い風、
「ミーン、ミーン、ミーン、ミーン」
セミがあちこちで鳴いている道を歩いていると
「夏だな。やっと夏が来た気がする。」
心の中でようやく夏を感じることができました。
研究室にこもって何もない毎日を過ごしていた私の体に、今、夏の光が注いでいる。
「セミの鳴く夏が来た。」